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五行歌の世界T(2005〜2007) 2008 2009 2010

2005年3月から「五行歌会」の仲間に入れてもらって楽しんでいます。
自分の思いや感じたことを自由に、五行で書く短詩形の『歌』です。

五行歌について詳しい事をお知りになりたい方は
こちらをご覧になってください!


☆〜〜 五行歌 ハマ風の会 〜〜☆

2008年からの歌は  こちら からどうぞ(*^_^*)
台風一過の日曜日
ベランダで
スウィングしている洗濯物
幸せを胸に
お日様に向かってVサイン
暑くもなく
寒くもなく
風もない一日
コスモス畑で戯れる
今日は私の秋桜日和
人生はギャンブル
当たりもあれば
はずれもあるわ
だから
生きるっておもしろい
南カリフォルニアの九月は
夏真っ盛り
人目をはばからず
ノースリーブ・短パン・ビーサンで過ごす日々
気持ちは十歳若返って
旅先で
飛行機が離陸する度に
心の中で
十字を切る私
クリスチャンでもないくせに
ツルンと
赤ちゃんのお尻みたいな
湯剥きの桃
コンポートにして
今夜のデザートの出来上がり
風鈴市では
いらっしゃい!いらっしゃい!
の呼び声は聞こえない
チリリン チリリン
風がお客を呼んでくる
八月九日
十一時二分
私のふるさと
ナガサキの街は
祈りの鐘の音に包まれる
気力が
体力を
連れてくるという
今年もサーファーのように
フワリ 夏を乗り超えよう
小さな花が集まった
紫陽花のように
私の想い
ギュッ!っと束ねて
あなたに届けたい
実家に帰る度
ひ孫の為にランドセルを買うまでは
長生きしたいと言う父に
ひ孫の歳はいつまでも
五歳にしておきましょう
ふわふわのお布団にくるまって
お昼寝をしていたソラマメ君
無理矢理起こされて
熱いお風呂に入れられて
あぁ〜 この先の運命も知らないで・・・
大混雑の動物園
童心に返って楽しむ親に
ジッっと我慢でついて歩く子供達
こどもの日とは
大人が子供に戻る日か・・・
美容院でのシャンプーが
こんなに心まで軽くしてくれるとは
さあ!
心のスイッチをONにして
笑顔で介護を始めましょう
ガッタンガッタン
両親の入院先へ向かう路面電車の音が
いつの間にか
ガンバレガンバレ
と 励ましてくれている
 
ワンドアの冷蔵庫
二槽式の洗濯機
実家の電化製品は
少しくたびれてはいますが
持ち主同様 長寿です
当たり年だ!
なんて笑えません
廃棄処分するしかない
君の原チャリが駐車場で寂しそう
御祓いに行きましょう
サンタさん
今年はプレゼントいらないので
チーちゃんの病気
ドーゾ ナオシテクダシャイ
弟を想う4歳の兄に キュン!
美しい風景
美味しい料理
街を行き交う人々の話し声
五感で楽しむだけでいい
海外旅行のお土産は
真っ黒なお山に
初冠雪
富士山の
ベレー帽姿も
粋 ですね
展示会場の
五行歌の前で
「この歌好き・・・」っとつぶやき
涙した友
そっと 肩に手をそえる
稲刈りの終わったあぜ道に
群れて咲いている
長いまつげの彼岸花
情熱的な色をして
なぜか寂しそう
動くと汗ばむ九月なのに
プラタナスの葉が
ハラリハラリと舞い始め
秋の足音
聞こえてきます
「ご高齢ですので」
の一言で済ますな!
と 怒る父
インフォームド・コンセントが必要な
高齢者もいるのです
今までの人生が
財産だったと
笑ってサヨナラするのが
夢 と言う母
叶うといいね
バリバリバリッ
と 音を発てて
地球に根が生えた
と感じた
初めての出産の日
焼け付くような
夏の日に
背筋を伸ばした向日葵の
炎の花びらが
輝いている
露に濡れた
どくだみの花
背伸びしないで
自分らしくね
と キラリ光って
まな板の上で
私を睨んでいた真鯛が
一時間後には
おさしみ・塩焼き・潮汁
ゴメンネ! でも美味しいよ
萌黄色に包まれた
箱根路
大きく息を吸い込み
マイナスイオンを
おみやげに
フジコ・ヘミングさん
あなたの指が
奏でるショパンは
心が解き放たれていない
悲しい音がします
イナバウワー
私達
ず〜っと前からやってるわ
と つぶやいている
カタクリの花
これから
来年の弥生の空を
ピンク色に染めるため
リフレッシュ休暇に
入ります   桜
病院の屋上では
苦痛や悲しみを
吹き飛ばすかのように
純白のタオルの花々が
スウィングしています
息子のホームページの
BBSに
「いかしたハスママによろしく」
心がほんわか桜色
「いかレたハスママ」あとで気が付く
オットットッ
急に走ったら
足が
三つ編みに
なっちゃった!
ほうむぺいじ君の
反抗期が
始まった
写真の
UPを拒否してる
昔はこんなに
甘えていたのにねぇ〜
(マウスを当ててみて!)
一雨ごとに
庭の景色が
変化する
雨戸をあけるのが
楽しみな朝
日本語で
通じるはずなのに
私を介して会話する
息子と夫
謎多き二人です
立春を
待ちこがれていた
庭木の蕾たち
雪化粧されて
もう一眠り
冬枯れの公園で
ビロードの産着に
くるまれて
春を待ちわびている
白木蓮の子供達
雑踏の中で
ハッ と振り返る
忘れかけた香りに
時が
高速逆回転
水浸しの
サンマルコ広場を
はだしで横切る
地球が壊れ始めている
と 旅先で気付く
息をひそめて
寝たふりをしていた
枕もとに
そ〜っとプレゼントを置く
サンタの気配を感じて
X'masイヴの食卓で
母子(ははこ)のおしゃべり
「今日は早く寝るよ」
「どうして?」
「サンタさんに会ったらはずかしいもん」
稲刈りの終わった
田んぼでは
てるてる坊主が集まって
楽しそうに
踊ってる
「ほうむぺいじ」
という名の子供が授かった
画面を
そ〜っと撫でながら
ずっと大事に育てるね
ボジョレ・ヌーボーの季節です
「貴腐ワインのような
女性になりたいの」
と言っていた貴女は
今 風になって
故郷へ続くバイパスの
見なれた景色が
かすんで見える
倒れた母の
介護へと急ぐ
「お滝さん」は
シーボルトが愛した女性
美しくも悲しい
「おたくさ」と呼ばれる
雨の似合う花となる
浦上天主堂の
アンジェラスの鐘の音は
優しく温かで澄みきっていた
60年前の出来事を
すべて包み込むように
「ごめんなさい」
は 魔法のことば
その一言で
凍った心を
やさしく溶かす
今年二十歳の三男のきみは
ピンクの産着にくるまれて
我が家の仲間入り
母は今年も一人ぼっちの
「ひな祭り」
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